FC2ブログ
教育ライターの経験を活かして、「国語力向上」を目指す作文教室を2010年に開校。独自の手法で、作文力、発想力、コミュニケーション能力、論理的思考力を育てています。公立中高一貫校の適性検査対策も。2014年12月、一般社団法人 せたがや国語力研究所として法人化。下高井戸教室、経堂教室があります。
先日、
昔から来ている中学生の話を聞いていたら、

作文課題の時間って、
みんなまず書き出して、最後に題名をつけてるんだよ」

と聞き、
愕然としました。


題名をつけないで書き出す作文とは、

言ってみれば、
目的地まで経路も調べずに出発する車、
範囲も調べず勉強もしないで挑む、
試験のようなものです。

わたしの知っている世界で言うと、
「企画タイトルのない企画書」
というところでしょうか。


題名は大事です。
作文で「書く内容を代表する1行」だと思ってください。
そんな題名がつけられたら、
作文は、仕上がったも同然です(笑)。


先に題名をつけない、
または、
あとからつけようとするから、

気づいたら話が脱線してしまった作文
何が言いたいかわからない作文になってしまうのです。


小学校日記指導などで、
題名をつけるように指導する教師、しない教師、
いろいろですが、
題名をつけをという指示がなくても、
つけるほうが絶対によいです。

だって、
低学年日記は題名をつけなくても、
その後中学年以降、
文章を書くときはずっと題名をつけるのですから。

それなら、
最初からつける習慣をつけておくほうが、
いいですよね。
[5W1Hよりもまずは「題名」をつけること]の続きを読む
スポンサーサイト



作文と言うと、
教師も、

「思ったことを書けばいいんだよ」

と言います。
何を隠そう、わたしも子どものころ、そう言われてきました。

そして、
「楽しかった」よりも何を書けばいいの?
と、思っていました。

「何をどう書けばいいか」
を、具体的に教えてもらったことがないのです。

指導があったとしても、
「はじめ、なか、おわり」とか、
「ホップ、ステップ、ジャンプ、着地」
とか。

「ホップ、ステップ……」
は、大変よい指導なのですが、
少し、高度だなと思うのです。

特に、
「何をどう書いていいかわからない……」
というお子さんには、
理解するだけで大変です。

わたしが作文教室で見てきた限りでは、
そう思います。
もちろん、「ホップ……」が合っているお子さんも、
たくさんいると思いますよ。


わたしは、自分が、

「『思ったこと』って言われても、わかんないよ!」

と、ずーっと思いつづけてきたため、
いかに具体的に教えるか?
というのを基本として、作文教室を続けてきました。

そしてようやく最近、

「こうしたらいいかな?」

というスタイルが、
できはじめています。

たとえば、
こんな例文を使うことにしています。
[「そのときの様子」を書くと自然に「思ったこと」が書ける]の続きを読む
宿題の日記。
毎日だったり、週末だけだったりと、
学校や担任の教師によって違うようです。


ものすごく作文に力を入れているクラスもあれば、
え? というクラスも。

教えているお子さんを見たり、
保護者の方から聞いたりする限り、
公立も私立小学校も変わらないな、と感じています。

さて、前回の続きの、
日記の指導です。

自由に書いてもらった日記。
簡単に言えば、
「事実の羅列」です。

「日記も作文と同じように、
題名をつけよう。
いつものように、
『遠足』とかじゃなくて、
『◎◎だった遠足』って感じでね」

といつも言っていたので、

「昼休みの遊び」

と、
テーマはしぼれています。
学んだことが、
役に立っていますね!

題名を「◎◎だった遠足」、
「遠足で◎◎だった」と、
工夫するだけで、
日記も作文も、
書くことがだいぶしぼれます。

このお子さんの場合、
事実の羅列というのは、

「今日の昼休みは体育館でした。
ボールを出しました……」

と、「昼休みのこと」が、
羅列になっていました。

読むと、
友達がボール遊びをしていて、
仲間に入れてもらって、楽しく遊んだようです。

日記に書くのは、
ここだけでいいのです。

ついつい、

「友だちがボールで遊んでたから、
僕もやりたいなと思って、
入れてって言って……」

などと、
全部書きたくなっちゃうんですね。
[「宿題の日記のネタ見つけ」は適性検査の作文問題と同じ]の続きを読む